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事例紹介

事例1 銀行から紹介された会社に頼んで散々!

ユーザー企業A社:
20年以上の業歴を誇る中堅卸売業。社員40名。販売管理システム(フルオーダ)を10年使用し入替検討中。
開発受託業者Y社:
15年以上の業歴を誇る中堅ソフトハウス。社員250名。得意分野はWebシステムで販売管理系は弱い。

A社は10年前にフルオーダで販売管理システムを導入していました。機械も10年を経過した為、故障が多くなってきており、またソフトウェアも10年前とは業容も変わってきている為に大分使いづらくなっていました。
社内にはコンピュータに明るい人材は殆どいない為、どんな会社に依頼しようか迷っていた時に取引銀行から「良いソフト会社を紹介しますよ」と言われ、紹介されたソフト会社と会う事に!

Y社社長)
銀行さんの紹介ですから任せて下さい。詳しい事は聞いていないのですが?
A社役員)
今使用しているシステムは既に10年以上使っているのですが、作ってくれた会社さんは既に居なくなっていて、当時関わっていた人が個人的にメンテナンスしてくれています。会社の業務も大分変っているのでそろそろ新しくしなければならないと考えています。また潰れたりしても困るのでどこに頼んだらよいかと考えていたので銀行さんに聞いたら御社の話しが出てきたので・・・。
Y社社長)
そうですか。小さいソフト会社では良くある事ですから。今使っているシステムの資料有りますか?あったら御借りしたいのですが。

その日、Y社社長さんは現在のシステム資料や新しい要望一覧など沢山の資料を持って帰っていった。後日電話がありY社に来てくれとの事。社長と役員で出かける事に。着いてみるとキレイなビルに入居している。


Y社社長)
ようこそお越し頂きまして。どうですか?うちは社員も250名程居りますし社歴も15年以上ずっと黒字を維持していますので安心ですよ。で、前回お預かりした資料すべて拝見させて頂きました。まともに作り直すと4,000万は掛かるでしょう。しかしご安心下さい。当社は今パッケージソフトを作成していますからA社さん向けにカスタマイズして納品させて頂きますよ。銀行さんの紹介でもありますし1,000万で遣ります。任せて下さい。
A社社長)
えっ!1,000万で良いんですね。1,000万でうちの希望通りのシステムが出来ますか?
Y社社長)
大丈夫です。お預かりした資料すべてを社内で検討しましたから。じゃあ契約書を作りますのでお持ち帰り下さい。任せて下さい。

提案書も見積書も貰わずに契約となってしまった。まあ銀行の紹介だし会社も立派だから大丈夫だろう。担当営業では無く会社の社長さん自ら出来ると言ってくれているしなあ・・・。

その後はY社社長さんは来なくなり、当社担当となった社員さんが打ち合わせに来る様になった。打ち合わせを重ねる内に今まで無かった機能などの話しをすると「それは難しいですね」と言われる事が多くなる。無いと困ると言うと「値段的にそこまで出来ないんですよ」と言われる事に。「どうしても必要なら追加費用が必要です」と言われ、シブシブ引き下がる日々に・・・。
そういえば、どこまで「出来る」「出来ない」の話しを契約時していなかったなあ・・・・。

打ち合わせが一段落して担当社員さんが来なくなった。問い合わせもこない。打ち合わせも一週間ぐらいしか無かったのにチャンと出来るのか?
不安になったので担当社員さんに電話をしてみると・・・・・。「今中国で作っている」との事!!!
えっ?聞いて無い。「大丈夫ですか?」と聞いていると「多分大丈夫と思いますよ」って・・・・・。
不安なまま、4ケ月が経過し納品日を迎えた。機械が運び込まれその後、担当社員の方がソフトウェアを設定しているらしい。
「では使い方をお教えしますので」と言われ、説明を聞いてみると・・・・・。「随分当社の業務の流れと違うみたいなんだけど」と言うと「パッケージベースなのでその辺りは我慢して貰わないと」と言われる。契約時に任せてくれれば大丈夫と言われて契約したのに・・・。大体パッケージだからって言われても、契約時はそのパッケージ自体無かったから見た事も無いし・・・。
社長さんに電話をして抗議すると、直ぐに社長さんが来社!


A社役員)
社長さん、契約の時と話しが違うじゃあ無いですか?当社の要望一覧や今までのシステム資料すべて出来ると仰ったじゃあ無いですか?担当社員さんはこれも無理です、出来ませんと言うばかりですよ。
Y社社長)
そんなハズは無い。おい!どうなってるんだ?
Y社担当)
私は社長の指示通りに作成しただけです。社長だってそれで良いとおっしゃったじゃあ無いですか?
Y社社長)
馬鹿やろう!オレの顔に泥を塗りやがって!オマエは会社に戻ってろ!!!

その後、社長さんが散々謝った上で納品されたソフトの不満点などを細かく聞きまくり、「後日提案に来ますから」と会社へ戻っていった。
1週間後、社長さんが来社。申し訳無かったと謝罪をされ改善案を提案される。今度は当社の思い通りの感じの提案だ。安心していると


Y社社長)
このシステムなら御社の要望はすべて叶います。しかし御社の要望はかなり難しいので追加費用が必要です。当社にも責任がありますし費用の半分は当社で負担するので御社でも半分は出して貰いたい。
A社社長)
追加ですか・・・。とは言え今のままでは使い物にならないし、半分出して貰えるならしょうが無いですね。半分って幾らですか?
Y社社長)
追加分は安く見積っても8,000万は掛かりますので半分だと4,000万ですね。1億近いシステムが半額で実現出来るのですから安いもんですよ。
A社社長)
最初に1,000万掛かって追加で4,000万って!!!合わせて5,000万にもなるじゃあ無いですか?最初一から作ったって3,000万ぐらいと仰ってたじゃあ無いですか?
Y社社長)
パッケージの制約もあるので費用は結構掛かっちゃうものなんですよ。追加費用が頂けないのであれば当社としては先日納品させて頂いたソフトを使って貰うしか無いですね。どうしますか?

社内で話しあいを実施するも、最初のソフトは使いものにならない。もう既に1,000万掛かっていて無駄にするよりと思い、追加費用を払う事に。

実はこの後はもっと酷い事になったのです。合計5,000万も掛けたシステムは「数字」がまったく合わず。請求書は間違いだらけ。
再納品時に判子を押さされた「検収確認書」がアダとなり障害を直すのにも追加費用を取られる日々・・・。
クレームを入れても「担当者は退社しました」と言われ、言った言わないの水かけ論に・・・。当社を担当したY社社員の人は皆退社してしまいました。
まだY社は存在しているけど・・・。これでは無くならない会社と言っても無くなったも同じじゃあ無いか???。

早くリース終了の5年が経たないかなあ・・・。


こうならない為に「業者選定の誤り」以降を読んで気をつけて下さい。

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